1月11日、自助会を開催しました。
10名の方に集まって頂きました。
どうすれば社会復帰に繋がるのか何すればいいのか分からず焦ってしまう、休んでいる時の時間の使い方が分からず焦る、このままでいいのか不安、病院の選び方、変えたほうがいいのかどう選ぶか分からない等の話がありました。
この会に来られる方でうつから回復して復職する、就職するのが目標という方は多いです。かつての私もそうでした。
でも、この病気の治療は簡単ではないし、治療期間の目途も立たないことも多いです。それに耐え抜いてでもしたいようなやりがいのある仕事であれば復職や就職をして仕事をするのは目的であり、復職や就職は目標になり得ると思います。
ただ、多くの人にとって仕事は生活のための手段であって目的ではないのではないでしょうか。そして、生活は生きていくための手段であって目的ではありません。
では、生きていくことが生きる目的になるのでしょうか。
であれば「ただ生きていくために生きていたい」になります、これで良いでしょうか。
私は漠然と虚しさを感じていました、だから苦しかったのだと思います。
私と同じ疑問を感じているなら何のために生きるのかそのためにどうしたいか、もしやりたいことや手段が分からないなら、それらを考えるチャンスではないでしょうか。
目的や手段は途中で変わって構いません、知識や経験が増えてやりたいことや方法が変わったり、見つかったりするのはごく自然なことです。自分の人生は自分で生きるしかありません。
大事なのは過去にとわれず今の自分を大切にすること、自分に素直であることです。
自分勝手に自由気ままという意味ではなく、全て自分で自由に決めて全ての結果の責任をとる覚悟をする、社会や他の人のせいにしないということです。
その覚悟をして自由に決めて行き始めるチャンスでもあると思います。
禍福は糾える縄の如しといいます。
この病気や障害は自分の人生にとって禍(わざわい)なのか福なのか、本当の意味が分かるのは今ではないと思います。
考えることに手遅れはありません。
一緒に考えましょう。