2024年10月19日土曜日

2024年8月自助会

まだ会そのものは始まっていませんがどんな自助会になるか、雰囲気をお伝えする為に過去の私の投稿を転記します。(一部変更しています)

8月3日自助会を開催しました。
5名の方に集まって頂きました。

家族だからこその距離感、有り難さ、不安や悲しみがあること、理解を得られない辛さについて話をしました。
病気は良くなるのか、いつまで待てばいいのかどうすればいいのか分からないという話もありました。

自助会の帰りの電車の中や帰宅してからよく思い出す言葉があります。

災難に逢う時節には災難に逢うがよく候
死ぬ時節には死ぬがよく候
これはこれ災難をのがるる妙法にて候

良寛が大震災で被災し子供を亡くした友人に送った手紙の中の言葉です。
ここだけ切り取ると心無い言葉に聞こえかねませんが、真意は友人をおもっての言葉です。
勿論、良寛とわたしを比較するつもりはありませんが、あの時あんなことを言ってよかったのかこの言葉を思い出し、自問します。

そしていつも、本当に苦しむということ、苦悩するとはどういうことかを知らない、それなのに今本当に苦しんでいる人に向かって知った風な口をきいている自分を省みて穴があったら入りたい、そんな気持ちになります。

それでも懲りずに翌月また同じように話をしてしまいます。
自分は今うつで苦しんでいる人に何かを言い得るような人には一生かけてもなれないと思います。

でも言い得なくても伝えられなくても、言い得ようとする、伝えようとする努力を止めるつもりはありません。
参加者の皆さんが抱える問題を解決することはできませんが、同じ場所と同じ時間をともにして苦しんで考えたいと思っています。

よくなる直接のきっかけをくれた、自決によってわたしに生きよと伝えてくださった方に少しでも報いたいと考えているからです。

考えることに手遅れはありません。
一緒に考えましょう。